新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

ゴルフの筋トレはトレーニングの原理・原則を知るところから

ゴルフ筋トレ

トレーニングの3原理・5原則を知ることから始める

ゴルファーなら誰もが憧れる300ヤードドライブ。飛距離アップのために筋力トレーニングを始めようと考えている方も多いことと思います。

しかし、筋力トレーニングの効果を実感できるようになるまでには、それ相応の時間が必要ですし、正しい知識と方法を知らなければ、なかなか筋肉は発達してくれません。

そこでまず知っておくべきことは、運動とトレーニングは違うということ。トレーニングの目的は体を鍛えることであり、もっと言えば筋肉を鍛えることです。

ただでさえ、時間が必要な筋力トレーニングなのに、そのトレーニングが運動になってしまっていたら、いつまでたっても飛距離アップにはつながりません。

できるだけ短時間で効率的に体を鍛えるため、基礎中の基礎である、トレーニングの3原理・5原則を理解することから始めましょう。

スポンサーリンク

トレーニングの3原理

過負荷の原理

トレーニングでは、日常的に受けている負荷以上の刺激(過負荷)を与える必要があります。

例えば、練習場でブンブンとドライバーを振り回したとしますよね。このとき、もちろん筋肉に負荷はかかっているのですが、筋肉がどんどん太くなることはありません。その刺激に体が慣れてしまっているからです。

特異性の原理

至極単純に言えば、スクワットで腕は太くならないと言うことです。強化したい部位は、それに見合った適切な種目を用いて鍛える必要があります。

ちなみに、ダッシュ力を付けたいのに、長距離走ばかりしても効果は表れません。これも特異性の原理に反する行為と言えます。

特異性という観点から思考をさらに飛躍させれば、ゴルフクラブの代わりにダンベルを持って素振りをすると一見合理的に見えます。しかしこれは、フォームを崩すマイナス要因にしかならないでしょう。

二兎を追うものは一兎をも得ず、ウェイトトレーニングと競技の動作は切り離して考えるべきです。

可逆性の原理

トレーニングをやめてしまえば、鍛えた筋肉も元に戻ってしまいます。

オフシーズンで鍛えた筋肉も、シーズン中完全に休んでしまえば、元に戻ってしまうことを意味しますので、トレーニングはオンシーズンも継続して行うべきです。

スポンサーリンク

トレーニングの5原則

意識性の原則

トレーニングの目的や目標を理解して取り組む姿勢が重要です。

ウェイトトレーニングには数々の種目がありますが、ただの見よう見まねの動きだと効果が減退します。トレーニング中は、効かせる筋肉や適切な動作等を常に意識して行いましょう。

全面性の原則

どこかの部位に偏ったトレーニングではなく、全身バランスよく鍛える必要があります。

身体の前後、上下、左右、バランスよく鍛えればケガの予防にもなることでしょう。

ゴルフは全身運動、全面性の原則に則り、バランスよく鍛えることが重要です。

漸進性の原則

前述した、過負荷の原理と合わせて、漸進性・過負荷の原則と言ったりもします。

平たく言えば、少しずつ、強度を上げて行きましょうということです。いきなり強度を上げるのはNGです。

また、この漸進性には、強度以外にもレップ数、セット数といった量の概念も含まれます。

個別性の原則

体格や性差、個人の基礎的体力などを考慮して、メニューを組み実施されなければなりません。

大人と子供では使用重量が異なるのは当然です。また、運動を全くしていない人に、100kgのベンチプレスから始めるよう勧める人はいませんよね。

反復性の原則

トレーニングの効果は、やってすぐ出るものではありません。短期的には3週間、長期的には3か月程度かかると言われています。

これは、筋力トレーニングに限った話ではなく、ゴルフスイングのような技術の習得についても言えることではないでしょうか。

スポンサーリンク

まとめ

ここで紹介した内容は、言われてみれば当たり前のことです。しかし、言葉の捉え方を間違えるとそこには大きな落とし穴が待っています。

例えば、特異性の原理。ウェイトトレーニングの動作と競技で必要とされる動作は異なるものです。ですので、ウェイトトレーニングで付けた筋肉は、競技用にチューニングされて初めて効果を発揮するのですが、効果が出ないからと言って、安易に競技動作の中でウェイトを使ってしまえば、フォームを崩したり、ケガを誘発することに繋がっていまいます。

それぞれの原理原則を正しく理解して、筋力トレーニングに励み、ゴルフパフォーマンスの向上に役立てましょう。

尚、本記事では、トレーニングの3原理・5原則と紹介しましたが、3原理・6原則であったり、原理を省いて単にトレーニングの原則とする場合もあるようです。とはいえ、主張する内容はほぼ同じ、重要なのは各原則の解釈の仕方ですので、原理や原則の数に特段こだわる必要はありません。