新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

#4 マキロイの左踵に注目!これができればあなたも手打ちから脱却できる!(馬ウマ天国:延長戦)

ゴルフメカ談議
【前回(#3)までのあらすじ】左サイドリードのヒントはダスティン・ジョンソンとマキロイにあり、そう話すパンゴルであった。ダスティン・ジョンソンのフォワードプレスは、単に始動のきっかけづくりだけではなく、手元を左サイドにキープする効果があり、そして、マキロイに関しては、切り返しからの左踵の動きが鍵になる。左への体重移動ができれば、マキロイのような動きになることを突き止めた後輩Aであるが、実は、難しいのは、体重移動そのものではなく、そのタイミングであるとパンゴルは言う。焼酎のボトルは残り僅か。飲み切るまでに、この謎を解くことができるのか?場所は居酒屋「馬ウマ天国」である。
後輩A
後輩A

それにしても、焼酎は結構酔いますね。

パンゴル
パンゴル

んだな。俺はいつもワインだから、久しぶりに焼酎飲んで酔っ払ったわ。

後輩A
後輩A

へー、ワインですか。

パンゴル
パンゴル

伊豆のペンションに泊まった時、”神の雫”を読んで一時期嵌ったんだよ。「表現せいっ!」なんてな。

後輩A
後輩A

何ですか「表現せいっ」て。

パンゴル
パンゴル

通はワインを一口飲むと、味はもとより、そのワインが作られた畑の原風景や、時代背景などが脳裏に浮かぶらしい。それを詩的に美しく表現する感じだ。

 

例えば、「おい、後輩Aよ。この焼酎 ”白頂・しろい” を表現してみろ!」って感じ。

後輩A
後輩A

・・

・・・・・

・・・・・・く、球磨川が見えました。

パンゴル
パンゴル

俺も。

それ以上でも、それ以下でもない。

スポンサーリンク

 

パンゴル
パンゴル

だいぶ酔いが回ってきたから、さっさと説明するか。

後輩A
後輩A

お願いします。

 

パンゴル
パンゴル

えーと、ロイマキのこの左踵の動きだけど、体重移動で作られるってのはお前が言ったとおりだ。しかし、体重移動のタイミング次第では、せっかくのこの動きも台無しになる可能性がある。

 

つまり、正しい体重移動のタイミングがなされた上でのこの動きであれば問題ないが、あとから取ってつけたようにこの動きを取り入れても意味がないってことだ。

後輩A
後輩A

(なんだよ、ロイマキ気にいってるじゃねーか)

ふむふむ。

パンゴル
パンゴル

アベレージゴルファーの体重移動のタイミングは、上級者と比較すると、総じて遅いって知ってるか?

 

わかりやすく言えば、アベレージゴルファーはトップを作ってから体重移動するけど、上級者は、トップでは既に左足に体重が移動しているってことだ。

 

つまり、左足に体重が乗ったトップが上級者のトップってこと。これは、「ゴルフ新上達法則」って本に書いてある。

 

 

後輩A
後輩A

ほーう。では、スマホでロイマキのスイング再確認してみます。

・・・・・・(後輩Aは、スマホをじーっと見ている)

 

後輩A
後輩A

そう言われればそう見えますが、はっきりとイエスとは言いにくいですね。

 

ただ、よどみなく体が動いていることは間違いありません。

パンゴル
パンゴル

そうそう、その「よどみなく体が動いている」っていう認識ができれば良いと思う。

 

そしてここからが本題。ロイマキのようによどみなく体を動かすにはどうしたらいいと思う?

後輩A
後輩A

そうですね。感覚というか意識というか。頭で考えるのではなく、イメージ重視でスイングする感じですか?

パンゴル
パンゴル

うん、それでいいと思う。そして、そのイメージだけでこの動きが、いつでもどこでも再現出来れば、それは結果的に100点の回答になるはずだ。

 

だけど、多くの人が頭ではわかっていてもできないことも事実だろ?

 

それに、こういうイメージだけで出来上がったスイングってのは、調子が悪くなった時に元に戻すことが大変なんだよ。だから、どうやっても100点満点の回答にはなりえないわけだ。

後輩A
後輩A

わかります。掴んだ!ってやつですね。感覚重視でスイングして、それでその日はうまくいっても、次の日はダメってやつ。

パンゴル
パンゴル

まさに。だから、体重移動というものを、もっとロジカルに捉えておかないとならない。

 

そのヒントが、野球のピッチングの動きにあると俺は思ってるんだけど。

 

野球のピッチャーって、(右投げの場合)左足を踏み出して投球するけど、左足を踏み出すときのきっかけに、右足の蹴りを使ってると思うか?

後輩A
後輩A

そんなことしていないと思います。右足は支えるだけというか、おもいっきり地面蹴ったら、そもそも体が空中に浮きますからね。

 

マウンドの傾斜を利用して、どちらかというと倒れ込むような力を利用しているんじゃないでしょうか。

パンゴル
パンゴル

なんて優秀なんだ。酔っぱらっていたほうが、仕事でもいいパフォーマンス発揮できるんじゃないか?

後輩A
後輩A

うぃっす。これが俺の実力ですよ。

俺もマキロイになる!

パンゴル
パンゴル

ロイマキだろ・・・・

スポンサーリンク

 

パンゴル
パンゴル

ほんじゃ次は、ピッチャーの動きをゴルフに転用してみようか。

 

そこに空のビール瓶があるだろ。それを瓶の下の方、そして注ぎ口側の上の方を人差し指で押してみ?

後輩A
後輩A

ほい。

 

下の方を押したときは瓶がそのまま平行移動しますが、上の方を押したときは傾いて倒れようとしますね。

パンゴル
パンゴル

そう。だから、ゴルフでは頭とか肩とかその辺を意識して左に倒れるようにすれば、勝手に体重移動するはずなんだよ。

後輩A
後輩A

オー・マイ・ガーッ、そういうことか。

 

でもそうすると、頭が動いちゃう。スイング中、頭を動かさないのがゴルフの基本でしょ。

パンゴル
パンゴル

そこは大丈夫。そもそも「頭を動かすな」の教えはただのコツで根拠が希薄。江連忠プロは、「頭は上下左右には動いてもいい、ただし前後はダメ」って言ってるぞ。

 

それに、トップ完成時に左足への体重移動が完了することを目指しているわけだから、そうすると左への倒れ込みがうまいことヘッドに働く慣性に対してのカウンターになるわけだ。

 

やってみればわかるけど、結果的にそれほど頭は動かないし、何より体の左サイド、特に肩甲骨周りの筋肉にほどよい張りが出て、切り返しからすぐに力がヘッドに伝わる感覚を得られるようになる。

後輩A
後輩A

おおーっ!

 

今すぐクラブ振りたい!でも今はクラブないから振れない!

パンゴル
パンゴル

逆に、トップを作ってしまってからの体重移動では、どうしても左サイドの筋肉の張りが得られないんだ。カウンターを当てておかないとゆるんでしまうからね。

 

ゆるんだ状態があると、当然ながら一度それを伸ばす作業が必要になる。そのワンクッションが振り遅れの原因になるし、その遅れを本能的に察知して腕を返せばチーピンだ。

 

いかにして、筋肉がピンと張った状態を維持するか、それがゴルフスイングのひとつのコツだと思うぞ。

 

そして、正しい体重移動ができたとき、君の左踵はロイマキのような動きになっているはずだ。「お前(の左踵)はもう、動いている」

 

後輩A
後輩A

今は、ケンシロウよりロイマキになりたい。

スポンサーリンク

 

パンゴル
パンゴル

だいぶ昔だけど、遼君がスイングのコツを聞かれて「後ろを向いたままダウンスイングに入るよう気を付けてます」って言ってたんだ。

 

そして、その時の遼君の左踵は、今のロイマキのように動いていた。これは間違いない。鮮明に覚えている。

 

だって、この左踵の動きは、ロイマキより先に遼君のスイングを見て初めて気付いたんだから。

 

ハニカミ王子と言われていた時のこと、もう10年くらい前になるのかな。

後輩A
後輩A

そうですか。

 

最近はGGスイングみたいな動きをしているようですけど。ロイマキとはちょっと違うみたいな。

パンゴル
パンゴル

そこなんだよ!

 

俺は、強かったあの頃のハニカミ王子に戻ってほしいと願っている。しかも、遼君のようなオーソドックススタイルのスイングは、GG的なあのスクワットの動きとは水と油だ。

 

そもそもあのガニ股スクワットがマッチするのは、体重移動など行わずに、いわばリバースピボットのようにトップを作る人達だ。

 

デシャンボーのように左足荷重気味にアドレスし、そのまま左サイドに体重を預けながらトップを作る。そうすると、先に言った体を傾けて体重移動した後と同じようなトップが出来上がるわけだから、あとは膝を開いても問題ないし、スクワットによる上下動の恩恵も受けられる。

 

だけど、遼君やロイマキのようなオーソドックススタイルで、いきなり膝を開けば、体が開いてしまうだけだから、ボールは一生つかまらなくなる!!!

 

そしてこれが、お前が野球をやってて左足への体重移動ができていたにもかかわらず、スライスばかりになってた原因でもあるわけだ。

 

 

 

 

後輩A
後輩A

なるほど。

 

しかし、急に熱く語り出しましたね。ちなみに、遼君のあの動きはシャローにするためじゃないんですか?

パンゴル
パンゴル

いや、俺はあのスクワットの動きとシャローの関連性は全くないと思っている。

 

事実、プロの多くは勝手にシャローができているし、そもそも普通に振ればシャローになるのに、それを「クラブを立てろ」だの・・・そういう教えがあるからおかしくなるんだ。

後輩A
後輩A

(あっ、話が#1に戻りそう。無限ループに入るぞこれ)

 

わ、わかりました。今日は勉強になりました。今度教わったことやってみます。

 

今回の話をまとめておくと、こんな感じですかね。

 

  • スイングは左サイドでリードする。右腰前でクラブや腕を返すようなことはしてはならない
  • ダスティン・ジョンソンのフォワードプレスとマキロイの左踵の動きが参考になる
  • 体重移動は右足で地面を蹴るのではなく、体を傾けて倒す感じ
  • トップで左への体重移動が完成するイメージを持てば、左サイドの筋肉がほどよく引っ張られて力のロスが発生しない
パンゴル
パンゴル

もう酔っぱらってるから覚えてないけど、そんな感じじゃないかな。

 

あと、スライスとチーピンは、とにかく右腰前でクラブとか腕とか「バーン」と返さなければ、いつか治ると思うよ。あくまでも、左サイドリードね。

 

ふあああ、もう眠くなった。それじゃ、おやすみ。バイバイ

後輩A
後輩A

(いきなりかよ)あっ、それじゃおやすみなさい。お疲れさまでした。

 

・・・・・!!!

 

パンゴルさん、お金!あーーーーーっ、てもう払ってあるじゃん。

 

パンゴルクールだぜ!

<スライスとチーピン両方でるんですけど:完>

#1 スライスとチーピン両方でるんですけど(馬ウマ天国:前編)
熊本の名門「肥後の赤牛カントリークラブ」でさんざんな目に合った”後輩A”。うっぷん晴らしにと、たまたま帰郷中だった高校の先輩である”パンゴル”を呼び出し、酒をおごってもうおうと考えた。場所は熊本の居酒屋「馬ウマ天国」。ただ、幸か不幸か、このとき、後輩Aはパンゴルが頭でっかちゴルファーであることを知らなかったのである・・・
#2 ボルトとスパナで学ぶ、左サイドリードの優位性(馬ウマ天国:中編)
【前回(#1)までのあらすじ】力学的に左サイドリードのほうが正しいと聞かされた後輩A。右腰前で「バーン」と腕を返すスイングを信条としている彼は、いまだ信じられない様子。スライスしちゃうから右腰前で「バーン」を習得したのに・・・・。場所は、居酒屋「馬ウマ天国」である。
#3 左サイドリードには、ダスティン・ジョンソンのフォワードプレスがよく効く(馬ウマ天国:後編)
【前回(#2)までのあらすじ】パンゴルは、左サイドリードがスライスとチーピンを救うと説く。そして、お手本になるのがダスティン・ジョンソンとマキロイだと言うが、現時点ではどこがお手本になるのか見当もつかない。とはいえ、一流プロがお手本ならそうそう変な方向に話は行かないだろうというちょっとした安心感もあり、後輩Aはとりあえずパンゴルの話を聞くことにしたのであった。場所は居酒屋「馬ウマ天国」である。

コメント