新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

#3 左サイドリードには、ダスティン・ジョンソンのフォワードプレスがよく効く(馬ウマ天国:後編)

ゴルフメカ談議
【前回(#2)までのあらすじ】パンゴルは、左サイドリードがスライスとチーピンを救うと説く。そして、お手本になるのがダスティン・ジョンソンとマキロイだと言うが、現時点ではどこがお手本になるのか見当もつかない。とはいえ、一流プロがお手本ならそうそう変な方向に話は行かないだろうというちょっとした安心感もあり、後輩Aはとりあえずパンゴルの話を聞くことにしたのであった。場所は居酒屋「馬ウマ天国」である。
パンゴル
パンゴル

おいおい、焼酎はロックだろ。なんで水で薄めてんだ?しかも、この焼酎は米焼酎。さらりとした飲み口が売りの「白頂・しろい」だぞ。

後輩A
後輩A

いやいや。俺は、水割りが好きなんす。飲み方くらいどうだっていいでしょ。

パンゴル
パンゴル

かーっ、そんなことじゃ北方謙三先生に怒られちゃうな。

「こんな水っぽい酒が飲めるかー」って。

後輩A
後輩A

・・・・マジどうだっていいです。さっ、話の続きお願いします。

ダスティン・ジョンソンとマキロイが、左サイドリードのお手本になるって話でしたよね。。

パンゴル
パンゴル

そうだったな。それじゃ始めようか。

 

では・・・「まだまだ物足りないぜ!」

(ホットドッグプレス、試みの地平線より)

スポンサーリンク

 

パンゴル
パンゴル

それにしてもあれだなあ。北方先生のお悩み解決法は、8割くらいが「ソー〇に行け」か「女を抱け」だったからなあ。それだけ言っときゃギャラがもらえたんだから、いい時代だったと思うぞ。

後輩A
後輩A

・・・まだ言ってるんですか。はいはい、続きをはよ。

パンゴル
パンゴル

・・・ということで、まずはダスティン・ジョンソンから行こうか。

後輩A
後輩A

あいよ。もう熱が冷めてきましたから、手短に。

パンゴル
パンゴル

えーとな、ダスティン・ジョンソンのどこをお手本にするかというと、始動の際のいわゆる「フォワードプレス」ってやつだ。

後輩A
後輩A

あれっ、意外。トップでのバウドリスト(左手の掌屈)だと思ってました。

パンゴル
パンゴル

バウドリストは一種の癖みたいなものじゃないか?。まあ、ヘッドが返りやすくなるから、どうしてもスライスする人は真似てもいいと思うけど。

【スイング探究】スライスにお悩みの方やフェースが返らない人は、バウドリストをお試しあれ
バウドリストの英語表記は "Bowed Wrist"。弓のように曲がった手首という意味ですが、ゴルフにおけるそれは、トップで左手が掌屈した状態を指します。このバウドリストが顕著なプロゴルファーとして、真っ先に思い浮かぶのがダスティン・ジョンソン。その他、ジョン・ラームや渋野日向子もバウドリストの使い手とのことです。個人的には、特段真似する理由もないのかなと思うのですが、スライサーの方やヘッドの返りを感じられない方にとっては、福音となる可能性を秘めていますので侮ってはいけません。というのも、バウドリストには、フェースローテーションを促す効果があると考えられるためです。
後輩A
後輩A

ふむ。んで?

パンゴル
パンゴル

実は、少し前まで、フォワードプレスをやる意味が、いまいちピンとこなかったんだ。単に、始動のきっかけづくりくらいに考えていたんだけど、ある時、どうやらこれは左サイドリードを実現するのに好都合だと気づいたわけ。

 

「スイング中、手元は体の正面から外さない」という教えがあるけど、このとき手元は必ずしも体の中心線(正中線)の目の前にある必要はないわけで、どちらかというと体と腕を一体化するという意味で使われているのだと思う。

 

そう考えると、ダスティン・ジョンソンのような比較的大きなフォワードプレスには、始動のきっかけづくりの他に、インパクトでの体と手元の位置関係をあらかじめ記憶させる意味あいが含まれているのではないかと、そう感じたわけだ。

 

つまり、フォワードプレスを使って、体の左サイドに手元をセットし、あとはそのまま、体を使ってテイクバックするってイメージかな。

後輩A
後輩A

ほう。やっとまともな話になってきましたね。

パンゴル
パンゴル

例えば、10ヤードから20ヤードくらいの短いアプローチをするとき、ほとんどの人はハンドファーストに構えるよな。ということは必然、体の左サイドに手元をセットすることになる。

 

アプローチは小さい動きだから、通常のスイングと同じ感覚で体重移動だのなんだのとやっている時間なんてないから、先にインパクトの形を作っておくって考え方があると思うんだけど、それと同じようなことをダスティン・ジョンソンはドライバーでもやってるってことになるね。

後輩A
後輩A

ほほう。するとなんですか、ダスティン・ジョンソンはドライバーで300ヤード超のアプローチをしてるってことですか。

パンゴル
パンゴル

そりゃあ直接聞いてみないとわからないけど、フォワードプレスによって、インパクトのイメージを事前に脳内で作っている可能性は十分に考えられる。そして、そのイメージを持ったまま(手元が体の左サイドから離れない感覚をもったまま)スイングするっと。

 

当然ながら、切り返しではヘッドに慣性が働いているから、一時的に体の左サイドから手元が外れることになるのだけど、感覚としてはスイング中ずっと体の左サイドに手元をセットしている感覚だと思うぞ。

後輩A
後輩A

わかるような、わからないような。ちょっと、ダスティン・ジョンソンのスイング見てみましょうか。(スマホで検索・・・)

 

パンゴル
パンゴル

これはアイアンショットだけど、フォワードプレスはよくわかるね。

 

ちなみに言うと、思ったよりフォワードプレスは強くなかったから、インパクトのイメージづくりは言い過ぎだったかもしれないけど、それでもこれだけ動かせば、手元は正中線の目の前ではなく、体の左サイドにキープされることになるはずだ。

後輩A
後輩A

ほんのりですが、なんかわかったような気がします。

 

それとなんだか、バックスイングが引くというより、押す感じに見えるんですけど。

パンゴル
パンゴル

おー、すばらしい。気付いた?俺もそう見える。

 

テイクバックで「クラブは引くんじゃなくて、左手で押すんだよ」という教えを何かの本で見た記憶があって、ダスティン・ジョンソンのスイングを見たときに「これじゃん」って思ったんだ。

 

しかも、手の腹で後方に押すんじゃなくて、シャフト軸の方向に沿って押す(突く)感じ。骨格を使って体でね。(※ 上記左手の感覚は、ちょっと違うなと最近思うようになりました。そのため打消し線を入れております)

後輩A
後輩A

なるほど、俺にもできるかな。今度やってみよう。

 

それにしても「じゃん」って、熊本いた時は使ったことなかったですよね。都会人ぶってんすか?

パンゴル
パンゴル

あーわりい、俺、ハマヨコに10年くらい住んでたから。

後輩A
後輩A

ハマヨコって。逆さに使えば都会人だと思ってる田舎もん丸出しじゃないですか・・・・

スポンサーリンク

 

パンゴル
パンゴル

じゃあ、続いてはマキロイだな。

後輩A
後輩A

(ツッコミは無視かよ)

 

そうです。ロイマキです。

パンゴル
パンゴル

・・・・全然面白くねーぞ。

 

さて、これは先にスイングを見たほうがいい。この動画でどうだ。

 

後輩A
後輩A

マキロイはフォワードプレス入れているように見えませんね。

パンゴル
パンゴル

そう、入れているように見えない。オーソドックススイングの代表格と言っていいんじゃないか?

後輩A
後輩A

こんなスイングになりたいっす。

 

ところでこのスイングのどこを参考にすればいいんすかね?

パンゴル
パンゴル

左足踵の動き。

後輩A
後輩A

左足踵?これが何か?

パンゴル
パンゴル

よーく見てみろ。切り返しから左足の踵が飛球線前方に動いているよな。そして、フィニッシュでは後方に動く。

後輩A
後輩A

ほんとだ。結構複雑な動きしてますね。

パンゴル
パンゴル

ここで今回の話の筋を思い出して欲しい。なんだか左サイドリードの話ばかりしてきたけど、本筋はスライス、チーピン両方でてしまうから、どうしたらいいかって話だった。

後輩A
後輩A

そうですね。スライスとチーピン、これらを防ぐために、右腰前で腕を「バーン」と返すのはやめたほうがいい、力学的にも左サイドリードのほうが正しい、そして、ダスティン・ジョンソンを参考にしたんでした。

パンゴル
パンゴル

それともうひとつ。お前は野球をやってたから、ゴルフ始めたてのときはハンドファーストも曲りなりにもできていたんだけど、スライスが止まらないから、腕を右腰前で「バーン」と返すようになったわけだ。

後輩A
後輩A

そうでした。だから、当初はおそらく、インパクト時の手元は体の左サイドにちゃんとあったと思われるわけです。なので、今更左サイドリードに戻すことに迷いがあると、そう言ったんでした。

パンゴル
パンゴル

だいぶ酔っぱらってきてるのによう覚えてる。えらい。

 

ということで、ここから左サイドリードでもスライスにならないヒントを与えようと思う。

後輩A
後輩A

あざーっす。

パンゴル
パンゴル

まず、マキロイの切り返しからの左足踵の動き。どうしたらあんな動きになると思う?

後輩A
後輩A

ちょっとまってください。

 

[ガタン、席を立ってシャドースイング中・・・]

 

わかりました。トップから左足に体重を移動させたときです!

パンゴル
パンゴル

そのとおり。左足に体重を乗せないと、あの動きにはならない。

 

しかし、お前は野球をやってたんだから、左足への体重移動は普通にできてたはずなんだ。でも、おそらく、マキロイのような左足踵の動きにはなっていなかった。

 

なんでだと思う?

後輩A
後輩A

わかりません!

パンゴル
パンゴル

はやっ。まあいいわ。

 

ポイントは2つあって、野球とゴルフのヒットポイントの違い、それと、左に体重移動するタイミングが遅い、これらが関係していると思われる。

後輩A
後輩A

なるほど。ヒットポイントの違いは感じてました。

 

そもそも野球はピッチャーを見ていないと球が打てませんから、目線に引っ張られてヒットポイントが総じて前になります。対してゴルフは、前傾を解けば、顔は体の正面を向くので、野球とゴルフには、おおよそ90度の意識の違いがあると。

パンゴル
パンゴル

そのとおり。ゴルフ始めたてのころは、その90度の違いを修正せずに球を打ってたってわけだ。だから、体が開いてスライスする。

 

ただ、これを修正してもマキロイのようにはならない。そこで切り返しのタイミングの話になる。

後輩A
後輩A

タイミングですか・・・

パンゴル
パンゴル

俺もそうだったけど、多くの人がトップを作ったあとに、体重移動しようとする。

 

これだと遅い、遅すぎる!

 

クラブが頂点に達したときには、体重は既に左に移動していなければならない!

 

しかも、やっかいなことに、頭ではわかっていても、それができない!

後輩A
後輩A

ちょっ、あまり興奮しないでください。

 

多くのアマチュアが、体重移動のタイミングが遅いことは俺も知ってます。でもなかなかうまくいかないんですよね。

パンゴル
パンゴル

すまん、ちょっと興奮してしまった。それだけ大事なところなんだ。

 

ちょっと休憩。焼酎を飲ませてくれ。

後輩A
後輩A

はい。じゃあ俺も、気合を入れるためにロックで行きます。

パンゴル
パンゴル

そうだな、それじゃ改めて乾杯するか。カンパーイ!

後輩A
後輩A

あいよ。カンパーイ!

パンゴル
パンゴル

体重移動のタイミングの話は、2,3杯、焼酎を飲んでからにしよう。

つづきは次回、延長戦で!

#4 延長戦へ、つづく>

#4 マキロイの左踵に注目!これができればあなたも手打ちから脱却できる!(馬ウマ天国:延長戦)
【前回(#3)までのあらすじ】左サイドリードのヒントはダスティン・ジョンソンとマキロイにあり、そう話すパンゴルであった。ダスティン・ジョンソンのフォワードプレスは、単に始動のきっかけづくりだけではなく、手元を左サイドにキープする効果があり、そして、マキロイに関しては、切り返しからの左踵の動きが鍵になる。左への体重移動ができれば、マキロイのような左踵の動きになることを突き止めた後輩Aであるが、実は、難しいのは、体重移動そのものではなく、そのタイミングであるとパンゴルは言う。焼酎のボトルは残り僅か。飲み切るまでに、この謎を解くことができるのか?場所は居酒屋「馬ウマ天国」である。

コメント