新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

#13 ゴルフスイングのメインは体幹、脚は単なる土台だ(打ってけ泥棒:その5)

ゴルフメカ談議
【前回(#12)までのあらすじ】要は、「なぜ」を知ることが大切だとパンゴルは言っているのだろう。なぜだか知らないが調子のいい日ってものは誰にだってある。しかしその時に、「なぜ」がわかっていなければ、良い調子も長続きはしないのだ。調子が良いときも、悪いときと同様、原因や理由を探っておかなければならない。それがスランプに陥った時、早いとこ抜け出すための秘策にもなるのだろう。そう考えながら、後輩Aは再び球を黙々と打ち始めたのであった。時間無制限・打ち放題練習場「打ってけ泥棒」にて。

 

パンゴル
パンゴル

おっ、今度は下半身の動きのチェックか?

後輩A
後輩A

ええ。股関節や脚の動きをチェックしています。気持ちよく球を打てている今だからこそ、どう動いているのかを見ておきたくて。

パンゴル
パンゴル

そうだね。客観的に自分の動きをチェックすることはいいことだ。でもな、「脚は上半身(体幹)に追従して動くだけ」って考え方もある。

 

「脚は単なる土台だ」と答えるプロもいるが、そういう人達は今言った考え方なんだろうな。

 

経験あると思うけど、意識を下半身に持って行くほど、上半身の動きがおろそかになる。俺の場合は、単純に気持ちよくスイングできなくなるから、どちらかと言えば、「脚は単なる土台」の考え方に賛成だ。

後輩A
後輩A

ですね。俺も心当たりがあるのでよくわかります。

 

「ボールは足で打て」なんて言われますが、具体的にどうすればいいのか全くわかりません。実際打てないし・・・・

パンゴル
パンゴル

そうだな。

 

結局のところ、脚で回転運動を生み出すことなんて無理なんじゃないかなって思ってる。回転を生み出すのはあくまでも体幹。股関節から上の上半身がやっぱりメインだ。

後輩A
後輩A

となると、バックスイングで右足に乗るという表現も、右股関節に乗ると言い換えたほうがよさそうですね。そう考えれば、意識を体幹側に集中することができて、シンプルになる。

パンゴル
パンゴル

そうそう。できるだけスイングをシンプルにしていく努力は必要だと思う。

 

実際問題、さっき話したロイマキ風体重移動(#12)も、上半身を倒すようにするのだから、体幹側を意識したほうがうまくいくはずだ。

 

そして、上半身が倒れてくれば、脚は勝手に踏ん張るのであって、決して自らの意思で踏ん張りにいっているわけではない。

 

こう考えると、やっぱり「脚は単なる土台」としたほうがスッキリする。

後輩A
後輩A

ほう。

となると、ゴルフスイングのメインは体幹、脚はサブ、ってことになりますね。

パンゴル
パンゴル

そうだね。

まあ、個人差はあると思うけど、俺の結論は、「ゴルフスイングのメインは体幹、脚はサブ」だ。

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パンゴル
パンゴル

いきなりだけど、フラン・ボッシュ著の「コンテクスチュアルトレーニング」って本、読んだことある?

 

後輩A
後輩A

何か舌を噛みそうな名前の本ですね。当然ですが、ありません。

パンゴル
パンゴル

「コンテクスチュアルトレーニング」ってのは、「文脈のあるトレーニング」って意味だ。

 

要は、闇雲にトレーニングをするのではなく、スポーツの性質や人間の本能的な部分を理解した上で、プログラムは組み立てられるべきである、みたいなことが書いてある。

後輩A
後輩A

なるほどね。人間の本能的な部分を理解するって言うのが、さっきの「上半身が倒れてくれば、脚は勝手に踏ん張るのであって、決して自らの意思で踏ん張りにいっているわけではない」に通じてるんですね。

パンゴル
パンゴル

だな。例えば、コースに出て林にボールを打ち込んだとするだろ?

すると君は、OBになってないか、ボールは果たして見つかるのか、と心配になる。そして、一目散に林に向かって走り出した・・・・

後輩A
後輩A

しょっちゅうです。

パンゴル
パンゴル

つまり、君はスイング後の静止している状態から、いきなり走り出したわけだ。

 

このとき、「よし、足はこう動かして、腕はこう振って」なんてことを考えながら走りだすか?そんなやつはいないよね。

 

これと同じことで、さっき言ったように、上半身が倒れてくれば、勝手に脚は踏ん張るわけで、踏ん張ろうと思って踏ん張るわけではない。

 

こういう人間の本能的な反応を、コンテクスチュアルトレーニングの著者フラン・ボッシュ氏は、「自己組織的制御」と呼んでいる。

後輩A
後輩A

自己組織的制御・・・・用語にすると途端にわかりずらい。

パンゴル
パンゴル

俺もわかりずらいと思う。

 

それはいいとして、ここで言いたかったのは、「自己組織的制御」を信じて、上半身(体幹)メインのスイングをすれば、下半身(脚)は勝手について来る、ってこと。そう考えるだけで、スイングをシンプルに考えることができるようになるってわけだ。

 

そもそも、ロイマキ風体重移動で左踵が一瞬飛球線方向に動くあの動きも、ロイマキ自身はそう動かそうなんて思っていないはず。あくまでも自然発生的な動きであり、これも「自己組織的制御」の一種だといっていいんじゃなないだろうか。

後輩A
後輩A

なるほどね。

 

シンプルに、シンプルに・・・「自己組織的制御」を信じて、体幹の動きにフォーカスすれば、あとはなんとでもなるってことか。

パンゴル
パンゴル

そうそう。

 

もちろん、股関節の動きだとか、客観的に観察することは大事だと思うんだけど、まあ言ってしまえば、ほどほどで十分なんじゃないのかな。

後輩A
後輩A

そうですね。あまり考えないようにします。

 

ちなみに、今言った「コンテクスチュアルトレーニング」って本に興味が湧いたんですけど、俺も読んでおいたほうがいいですかね?

パンゴル
パンゴル

あー、それね。

 

読んでおいて損はないと思うけど、難しいと言うか、とにかくわかりずらいんだこれが。

 

もしよかったら、このリンク先を参照してみて。それで興味が湧いたら読んでみるのが良いと思う。

【始】なぜ、あなたはトレーニング効果を実感できないのか? ~ コンテクスチュアルトレーニングより ~
効果を感じられないトレーニングはつらいもの、苦痛でしかありません。”トレーニングしたからといって、すぐに効果が現れるわけではない” そう認識していても、やっぱり結果が出るまでは不安でたまらないのですから、ストレスは溜まっていく一方でしょう。しかも、筋肉が付いたとしても、それがスポーツパフォーマンスに直結するとは限りませんから、例えば、ゴルフで言えば、筋肉がついたことで逆にスイングが崩れてしまった、なんてことも起こる可能性があるわけです。「なぜ、あなたはトレーニング効果を実感できないのか?」この問題を避けて通るわけにはいきません。

 

後輩A
後輩A

わっかりました。まずはこっちを先に読んでみます。

パンゴル
パンゴル

そうだ言い忘れていた。

 

あくまでもスイングは体幹がメインって意味だから。手打ちって意味じゃないからな。念のため。

後輩A
後輩A

そこは心配せんでも、大丈夫っす。

#14へ、つづく>

#14 スイングの回転軸は背骨でいい、あとは股関節がうまくやってくれるはず(打ってけ泥棒:6)
【前回(#13)までのあらすじ】「脚は単なる土台」であるとパンゴルは言う。これはつまり、ゴルフスイングはあくまでも体幹がメインであり、脚は追従して動くってことだ。物事を難しく考えないタイプの後輩Aは、実にものわかりがいい。自分の中で理屈が通...

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