新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

#12 前傾角を維持する体重移動のタイミングと左尻の引き(打ってけ泥棒:その4)

ゴルフメカ談議
【前回(#11)までのあらすじ】テコの原理を使ってヘッドを加速するには無理がある、二重振り子さえできていればほぼ問題ない。そう教えられた後輩Aは、再びもくもくと球を打ち始めた。そんな折、「前傾維持ができてるじゃないか、すばらしい」と思いもかけない褒め言葉が。ダメ出しばかり食らっている後輩Aはとにかく驚き、打席後方の椅子にどっかりと腰を下ろすパンゴルを、訝しげに見つめたのだった。時間無制限・打ち放題練習場「打ってけ泥棒」にて。
パンゴル
パンゴル

前傾維持ができてるじゃないか、すばらしい!

後輩A
後輩A

・・・・・へっ?今なんて言いました?

パンゴル
パンゴル

前傾維持ができてるからすばらしい、って言ったんだよ。聞こえなかったか?

後輩A
後輩A

いや、聞こえました。でも、まさかパンゴルさんがそんなことを言うなんて思っていなかったもんで。

パンゴル
パンゴル

・・・・俺は思ったことを素直に口にしただけなんだど。そんなに驚くようなことかなあ。

後輩A
後輩A

いえいえ、ありがとうございます。いやー、俺ってやっぱセンスあるんすかねえ。

パンゴル
パンゴル

あるよ。最初見た時全体的にスムーズだって言ったよな。だからセンスはある。問題は、結果的に整合性がとれなくなるような変な理論に騙されないだけの知識を身につけることだ。そうすれば迷いもなくなるからね。

後輩A
後輩A

そうっすね。さっきの「テコ」の話(#11)を聞いてから、邪念を振り払うことができたように思います。今はただ、スムースにスイングすることだけを心掛けてるんすよ。

パンゴル
パンゴル

いい兆候だ。そのままたくさん球を打って自分のものにしていけばいい。

 

ただゴルフにはスランプがつきもの。今調子がいい理由を知っておけば、スランプに陥った時、立ち直りも早くなると思うぞ。

後輩A
後輩A

そうですね。それちょっと教えてください。

パンゴル
パンゴル

簡単に言うと、切り返しのタイミングがばっちり合ってるってことだな。

 

具体的には、左への体重移動、そしてそこからの左尻の引き、これら2つのタイミングアが完全にマリアージュしているわけだ。

 

左尻の引きは、かねてより俺がお勧めしている左サイドリードの賜物だと思うぞ。

後輩A
後輩A

ほほう、そうかー。

確かにいいリズムで振れてるなーって感じはしていました。

パンゴル
パンゴル

うん、今のお前のスイングは誰が見ても「気持ちよく振ってるな」って思うはずだ。

後輩A
後輩A

練習場に来ると度々訪れる至福の瞬間。「今コースに出たらベスト更新するな」って感じが今なんです。でも、いざコースに出ると悲しいかな、いつもの自分に戻っちゃってるんですよね。

パンゴル
パンゴル

そうそう。だから、調子いいときの理由を知っておかないと損をする。

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パンゴル
パンゴル

ちょっとこのリンク先、見て欲しいんだけど。

 

我ながら、当たり前のことを当たり前に書いてるなーって、ちょっと感心しているんだ。

【スイング探究】左尻を後ろに引くと「前傾角」は維持されるが、上半身・クラブとの動作の連携も重要だ
前傾角が崩れる要因は様々であり、正直、どこから手をつけるべきがベストなのかわかりませんが、まずは、腰や下半身の使い方に要点を絞って、スピンアウトを防ぐ方法を考え、そのあとに、上半身やクラブとの動作の連携について考えてみたいと思います。

 

後輩A
後輩A

ほうほう。この内容は、パンゴルさんが言ってる左サイドリードのこと、ほとんどそのままですね。

パンゴル
パンゴル

そう。だけど今思えば、ひとつだけ修正すべきかなと思ってるんだ。

 

記事の中盤辺りで、「右股関節をグイっと飛球線方向に押し込む」って書いてるけど、あそこは以前居酒屋(#4)で話をした「上半身を左に倒す」イメージのほうがいいと思う。

 

ビール瓶の注ぎ口側を指で押せば簡単に倒れるってやつだ。マキロイの切り返しのタイミングと左踵の動きに注目すると、そうなるって話だったけど覚えているか?

 

後輩A
後輩A

あー、あのロイマキの左踵の話ですね。覚えてますよ。

 

そうだ、久しぶりにちょっと見てみましょうよ。

パンゴル
パンゴル

この動画、何度見ても飽きないね。すばらしい。

後輩A
後輩A

むむむ、つうことは、俺の左踵も今、ロイマキと同じよな動きをしているってことかな?

パンゴル
パンゴル

俺が見た感じだとそんな風には見えなかったけど、なんというか、潜在的にこれと同じような足裏感覚が得られてるんじゃないか?

後輩A
後輩A

正直よくわかりませんが、そんな感じかもしれません。

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パンゴル
パンゴル

ところでだ。ここからが肝心で、ロイマキと同様のことがお前の中で起こっているとするならば、おそらく、体を閉じたままの左足への体重移動が出来ていることになるぞ。

 

つまり、切り返しの瞬間(トップ)では、左足への体重移動が既に行われているってことだ。

後輩A
後輩A

我ながら、それはあると思います。とにかく、トップを作ってから切り返すのではなく、一連のスイング動作の中で、体重移動が滞りなく流れるように行われることを意識していますから。

 

それによって、インパクトまで余裕があるというか、とにかく打ち急ぎみたいな感覚もなくなりました。

パンゴル
パンゴル

そうだね。インパクトまでの余裕は生まれてくるはずだ。

 

トップを一旦作ってしまった後に切り返すのでは遅すぎる。伸ばされたゴムが速やかに元の状態に戻ろうとするのと同様、ゴルフスイングでも、捻じられた体は速やかに元の状態に戻ろうとするわけだ。

 

これは、バックスイングの反動を用いてダウンスイングに入るというゴルフスイングの特性に起因する宿命である。

後輩A
後輩A

なるほど。

パンゴル
パンゴル

つまり、トップを一旦作って、そこからよっこらしょっと体重移動するってことは、体の捻転が巻き戻されながら体重移動するってことになる。ということは、左足に体重が乗った時点で既に体が開いてしまってるんだよ。 

こうなると、インパクトに向けて捻りのパワーが使えなくなるから、開いた状態から更に体を開いて回転させるか、右足で地面を蹴って回転させるかして、ヘッドを加速させるしかなくなってしまう。

 

こうして、立派なスピンアウトが出来上がってしまうわけだな。

後輩A
後輩A

おー、そういうことか。

 

今日の俺は、一連の動作をスムースにすることだけを考えていたんですけど、逆にそれがよかったのかも。無意識に、ロイマキのような、体が閉じたままの(捻転を保ったままの)体重移動ができていたってことになるわけですね。

パンゴル
パンゴル

そうなる。

 

となると、今後調子が悪くなった時は、切り返しのタイミングを疑ってみればいいことになるな。

後輩A
後輩A

イエッサー。

パンゴル
パンゴル

あとは、その切り返しのタイミングを確認したうえで、メカニカルな左尻の動きを確認すればいい。左尻を引くって動きだ。

 

そうすれば、前傾角度は維持されると思うぞ。

後輩A
後輩A

ふむふむ。体重移動のタイミングが一番で、それが確認出来たら、メカニカルな動きに注目しろと。この順番が逆になることは許されない。

 

ということは、左尻を後ろに引くような動きは、ロイマキ風の正しい体重移動ができた結果である、ってことにもなりますね?

パンゴル
パンゴル

そうそう。

 

要するに、ロイマキ風の体重移動が出来ていないと、腰の回し代が確保されないんだから、左のお尻を後ろに引こうにも引けなくなるんだ。となると、右尻(右腰)を出すしかなくなるので、結果的にスピンアウトしてしまう。

 

ロイマキ風の切り返しが一番で、左尻の引きは二番で間違いない。

後輩A
後輩A

ういっす。

 

なんだか知りませんが、今回の話で自信が持てたような気がします。

 

さあ、打ちまっせー!

パンゴル
パンゴル

うん、がんばれ。ところで今、何球くらい?

後輩A
後輩A

250球くらいっす。まだまだいけます!

パンゴル
パンゴル

そうだね、まだいけそうだけど、ほどほどにな。

#13へ、つづく>

#13 ゴルフスイングのメインは体幹、脚は単なる土台だ(打ってけ泥棒:その5)
【前回(#12)までのあらすじ】要は、「なぜ」を知ることが大切だとパンゴルは言っているのだろう。なぜだか知らないが調子のいい日ってものは誰にだってある。しかしその時に、「なぜ」がわかっていなければ、良い調子も長続きはしないのだ。調子が良いと...

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