新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

【GiS的多読】72で回るためのスイング作り:72ヴィジョンGOLF

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

タイトルを見れば読みたくなる、その名も「72で回るためのスイング作り」。

かつて、”72ヴィジョンGOLF”という雑誌が、ベースボール・マガジン社から出版されていたらしいが、その内容を加筆修正し、まとめたものが本書である。

合計11名のゴルフインストラクターが登場し、各々が72で回るためのスイング理論やコツを展開する。

様々な情報を一気に入手できるので、忙しい方や欲張りな方向けのお得な一冊だと言えなくもない。

読後の所感

72で回ること目的としている割には、情報濃度が少しばかり薄いように感じた。

これといった決定的な何かが見つからないのである。正直言って、この本をもってして、72で回ることを目的とするのは難しいのではないだろうか。

 

とはいえゴルフとは、何か小さなきかっけでスコアが飛躍的に伸びる可能性を秘めたスポーツ。ここではその気になった小さなポイントをいくつか紹介しておくことにしよう。

 

スポンサーリンク

 

<植村啓太プロのセクションより>

植村プロは「脳でスイングをカスタマイズ」すると説いていたが、これを平たく言えば、「まず、脳でイメージを描き、それを具現化しよう」と述べているわけである。

至極当たり前のことであるが、とても重要なことだ。

かのジャック・ニクラウスは、良いインストラクターの条件とは「Howではなく、Whyを教えてくれることである」と語っていたが、イメージを具現化するためにも、Whyは必須。

正しいイメージづくりは、正しい知識ありきなのである。

 

<永井延宏プロのセクションより>

『”押し込み”はアームターンではなく「シャフト軸ターン」でおこなう』とあるが、はて?、私が過去に読んだ永井プロの著書に、このような記述はあったかな?と記憶を辿ってみたのである。

というのも、シャフト軸周りの回転(私はローリングと呼んでいる)は、私も物凄く重要な要素だと考えており、この動作がスイング中に入るからこそ、スムースで自然なフェースローテーションが行われるのだと考えているからだ。

私の場合は、ボールを押し込む目的のために、シャフト軸ターンを使おうと言っているわけではないが、クラブの挙動としては結果的に同じになる。

なるほど、私がローリングに気づく10年も前、この本には似たようなことが書かれていたんですなあ。

【スイング探究】フェースローテーション・シャロー・飛距離にお悩みの方必見! ~ローリングに隠された秘密~
野球関連の本で、"ローリング"という言葉を見つけました。なんでも、バット長軸周りの回転をローリングと呼ぶのだとか。それをゴルフに適用すれば、シャフト軸周りの回転となります。ゴルフクラブはL字型ですから、とどのつまり、ローリングはフェースローテーションに大きく寄与するということです。なるほど、これまで腕の旋回運動がフェースローテーションの源だと思っていましたが、その実体はローリングにある。そう考えれば、プロや上級者の言う「フェースを返す意識は持っていない」だとか「フェースターンを抑えて振っている」という言葉の意味が理解できます。

 

<横田英治プロのセクションより>

『ダウンスイングでグリップエンドを右ポケットに入れるイメージ』とあったが、これだけはどう考えてもイメージがわかない。

どこかのサイトで、『グリップエンドを右太ももに突き刺すイメージ』というのも見たことがあったが、その時もわけがわからなかったことを覚えている。

後ろから?横から?前から?、どの方向から指すイメージを持てばいいのだろうか・・・・

まあいい、永遠の謎にしておこう。

スポンサーリンク

最後に

良く言えば、色々な情報を一冊で入手できる本。悪く言えば、まとまりに欠ける本だ。

72を目指す本だから、初心者向けではない。しかし、これから72を目指す中級者向けとして考えても微妙であった。

強いて言えば、必要な情報を自分から見つけ出すことができる人には向いている本なのかも。