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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】帝王 ジャック・ニクラウス ー私の履歴書:ジャック・ニクラウス

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

未だ破られていないメジャー通算18勝の記録を持つ”帝王 ジャック・ニクラウス”の自伝である。(2020年、タイガー・ウッズのメジャー通算勝利数は15勝)

本書は、日本経済新聞に連載されていたコラム、”私の履歴書 ジャックニクラウス”を加筆修正し、単行本化されたものらしく、そのためか、各エピソード上手くまとまっており、読んでいてストレスを感じない。

ニクラウスファンもそうでない方も、両方が楽しめる内容。帝王のリアルを垣間見ることができる。

読後の所感

ニクラウス氏のことは、その偉大な功績を見聞きした程度。現役でプレーされていた頃の記憶はほとんどない。なので、読もうか読むまいか迷ったのだが、結局のところは読んで正解だった。

自身のゴルフの実績を誇らしげに語ったものではなく、偉大なるゴルファーの人生全般が語られているヒューマンドラマ。だからこそ、ニクラウス氏のリアルを感じ取ることができたのであった。

 

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ニクラウス氏の足跡等、偉大なる業績の詳細は、本書を読んでもらうこととして、私のお気に入りのエピソードをひとつだけ紹介させて欲しい。

以前この多読コーナーでも紹介したことのある、大統領とのゴルフにまつわるエピソードだ。

【GiS的多読】大統領のゴルフ:ドン・ヴァン・ナッタ Jr.
この本の主役はクリントン大統領、この人だ。マリガンならぬビリガンの概要については先に述べた通りが、著者が実際にクリントン大統領と一緒にプレーしたからこそ書くことができた熱量アップのエピソード集は、本当に一度読んでみる価値ありだと思う。

 

上のリンクにある「大統領のゴルフ」を読んでからというもの、クリントン元大統領の本当のゴルフの腕前、ならびにマリガン適用の仕組みがずっと気になっていたのだが、思いもかけず、この本でその全貌が明らかにされてしまったので、いささか興奮してしまった。

クリントン氏がマリガン(OBしても打ち直しOKの、お偉いさんに適用される伝統的ルール)の常習者であることは、多くの人が知っているはずだが、パット数の数え方にも大きな難があることは、あまり知られていないだろう。

ニクラウス氏曰く、クリントン氏のゴルフは、グリーンに乗った時点で終わりらしい。乗ればそこでOKが出るので、パットすることはなかったとのことだ。

そして、その時のパット数は「1」と計上されるとのことであった・・・・・・「2」ではなくて「1」なのだ。

全ホールにマリガンを適用、かつ、全ホールパット数は「1」、そんな条件なら、70台も出せるでしょうよ。

年間グランドスラム達成も夢ではない。

 

尚、グリーンにボールが乗った時点で、1打を足してOKとするルールは、アイゼンハワー・ルールと言うらしい。心臓に爆弾を抱えていたアイゼンハワー大統領の身を案じて作られたルールだそうだ。

最後に

この本の発刊は2006年。この時から、飛びすぎるゴルフボールにニクラウス氏は懸念を抱いていた。

昨今の米PGA TOURの飛距離を見て欲しい。300ヤードドライブは当たり前、デシャンボーに至っては自分のことを450ヤードヒッターだと言って憚らない。

2006年当時から、このままではゴルフゲームの本質が失われると、その行く末を案じていたニクラウス氏。

今のこの現状を見て嘆いていることは想像に難くない。

 

★★★ GiS的一度は読んでおきたいゴルフ本認定作品 ★★★

100冊以上読んで見つけた、おすすめのゴルフ本、厳選15冊!
"多読!ゴルフ本" コーナーを開設してからというもの、ゴルフ本を読み漁る日々。そしてついに、100冊読破達成することができました。毎日忙しい日々をお過ごしの皆様におかれましては、時間の無駄となるような読書は極力控えたいとお考えになっているはず。やはり、全ての本が当たりであってほしいと願うのが普通の人間でしょう。ということで今回は、役に立って面白い、100冊以上読んで見つけたおすすめのゴルフ本全15冊をご紹介させていただくことにしました。