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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】GOLF 54 ビジョン:ピア・ニールソン

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

全てのホールでバーディーを獲ることができれば、そのスコアは54。

この究極のスコアを目指すのが「54ビジョン」である。

限界を決めるのはいつも自分自身であり、たとえ可能性がゼロに近くても、不可能でない限り、挑戦し続ける価値はあるはずだ。

 

本書は、この「54ビジョン」を達成するために必要な心構えを説いたもの。

スイング指南書でも、コース攻略本でもない、メンタル強化の教科書である。

 

著者のピア・ニールソン氏は、スウェーデンナショナルチームのヘッドコーチ。アニカ・ソレンスタムをはじめ、世界に通用するトッププレーヤーを育て上げた。

表紙に「宮里藍の復活を支えた名コーチ」とあるので調べてみたら、ニールソン氏は藍ちゃんのメンタルコーチだったらしい。

読後の所感

本書の中で、最も印象に残った言葉が「Be your own coach(あなた自身のコーチになりなさい)」である。

自分が自分のコーチであるという認識を持っていれば、スランプに陥った時も、比較的早めに立ち直ることができるだろうし、なんといっても「やらされるのではなく進んでやる」ことに繋がるはずだ。

この考え方を持っておけば、練習やトレーニングの効率も大幅に向上させることができるのではないだろうか。

 

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続いて、おそらく誰でも興味をお持ちの「ナイスショットの作り方」について紹介しておこう。

そのためには、次の3つの思考プロセスに従うことが肝要であるとされている。

ステップ 1Think time(考える)ボールのライだけでなく視界を360度に広げ、風や落下地点の状況、周囲の景色などあらゆる情報を収集、ショットのイメージをつくる。
ステップ 2Decision making(決断する)そのときのあらゆる条件、打ちたい球筋などを加味したうえで、これしかないというクラブと打ち方を決断する。
ステップ 3Do time(実行する)スウィングのメカニカルな部分にこだわらずに、球筋のイメージとボールの落下地点のみに集中。あとは体の反応に任せる。

上記3つのプロセスを踏んだ上で、迷いのないショットを毎回打つことができれば、スコアもグングンと伸びることは明らかだろう。

当然ながら、人によって注意すべき点は異なるはずだが、自分にとっての関門は、ステップ3の「体の反応に任せる」にあると思われた。

体の反応に任せた結果、何度失敗してきたことだろう。数えきれない。

スイングが不完全であることが、その最大の要因であることは明らかだが、よくよく考えてみれば、ステップ1と2の考えすらも出来ていなかった可能性が高いと思われた。

つまり、結論としては、全部できていないってこと。おれ、誠に残念であると言うほかない。

最後に

今回は、私が気になったところをご紹介させていただいたが、本を読んで刺さるところは人それぞれ、是非ともご自身で、役立ちポイントを発見していただきたい。

 

それにしてもこの本、ポジティブの更に上を行く、スーパー・ポジティブ本だと感じられた。

ネガティブよりポジティブのほうがいいとは思うけど、陰と陽のバランスが大事。

ポジティブ一辺倒だと、逆に疲れてしょうがないだろうに。