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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】ボビー・ジョーンズ ゴルフの神髄:ボビー・ジョーンズ

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

ベン・ホーガンが、ゴルフのスイングについて語るなら、ボビー・ジョーンズは、ゴルフというゲームについて語った。

本書は、新聞コラムの連載をまとめたものらしく、そのせいもあってか、各項簡潔にまとめられており、テーマも多彩なので、飽きることなく最後まで楽しみながら読むことができると思われる。

初心者から上級者までレベルを問わず、ゲームとしてのゴルフをより深く理解する手助けになってくれる良書と言えるだろう。

読後の感想

ボビー・ジョーンズは、アマチュアながら前人未到のグランドスラムを達成した偉大なゴルファー。「ザ・ゴルファー」「球聖」「ゴルフの皇帝」「チャンピオンの中のチャンピオン」など、様々な冠を持つ。

ゴルファーなら誰しも、一度くらいはこの名前を聞いたことがあるだろう。

私は、ボビー・ジョーンズの自伝的映画をだいぶ前(7-8年前)に見たと記憶している程度で、特別な思い入れなどは全くないが、今回この本を読むことで、何となくだけど聡明な方だったんだろうな、という印象を持つに至った。

というのも、構成がうまい。

文章もうまいのだがそれは翻訳家の方の仕事だから置いといて、構成がうまいから説得力が増すのである。

なので、レッスン書ではないにもかかわらず、読後はスイングまでうまくなった気がしてしまった。

日本で言えば、坂田信弘プロの文章や原作漫画を読んだときの感じと言ったらわかってもらえるだろうか。

 

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ここで、本書ではどのようなことが述べられているのか、ボビー・ジョーンズ語録集からいくつか紹介しておくことしよう。読むべきかどうかの判断にしていただければ幸いである。

 

アベレージ・ゴルファーは、いつも悪いスイングをしていながら直そうとはせず、さらに手に負えなくなった時にだけプロを訪ねて、三十分かそこらで直してもらおうとする。

ボビーさん怒ってるね。

「ほんと都合がえーのーお前らは。30分で直るわけねーだろ」と言ってるわけだ。

 

ゴルフ・ショットは、最初から最後まで、左腕によって主導されるべきであり、このことは何ら疑う余地がないことだと思う。

私もそう思います。

左の肩甲骨から広背筋にかけての緊張が、正確性と飛ばしに繋がるはずだと考えています。

 

もし、基本に忠実なスイングをしている上級者でさえ、すばらしいショットをすためにいろいろと試行錯誤し苦労しなければならないとすれば、そのようなスイングを身につけていないアベレージ・ゴルファーにとってはなおさらのことだ。

一個目のコメントとあわせて考えれば、都合のよいアベレージ・ゴルファーのことがよっぽど嫌いなのでしょう。ひとこと「うざい」という感じかな。

というのは冗談で、まずは、正しいやり方を身につけることに注力しようと語っておられる。

どうせスイングで集中できるのは一つか二つ。あれやこれや試しても、ある動作が強調されすぎたりすると、全体が崩されることになるのだから。

最後に

レッスン書を読み過ぎて、なんだかわけがわからなくなってしまった人は、こういう本を読んだほうがいい。

情報をインプットするという点では同じでも、今回のような本は、自分で咀嚼して考えることになるから、本当の意味での試行錯誤が約束される。

外から入ってくる情報を試して、これはダメ、あれはイイ、とかやってると、いつまで経ってもスイングは完成しない。(実際のところは、いつまで経っても完成なんてしないのだけど。)

 

話は変わるが、前田俊一氏の翻訳は読みやすくていいね。

今回で二冊目だが、ストレスなく読める。おすすめです。