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【GiS的多読】川淵キャプテンにゴルフを習う:野地 秩嘉

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

Jリーグ初代チェアマンとして活躍された川淵三郎氏から、ノンフィクション作家の野地氏がゴルフを習うというお話。

なんでも川淵さんは、76歳の時にエージシュートを達成されたほどの腕前だとか。

皆さんご想像の通り、「ここでこうして、ああしてこうして」といった細かいスイング論が語られた本ではない。

著者の野地さんが、川淵さんからゴルフ上達のヒント(スイングで気を付けるべきこと、心がまえなど)を聞き出していく本である。

それにしても、川淵キャプテンがここまでゴルフがお上手で、お好きであるとは知りませんでした。

1996年のマスターズ翌日に、オーガスタ・ナショナルをラウンドされたことが書いてある。

その時のスコアは、アウト43、イン46だったらしい。

米メジャー、ガラスのグリーンのセッティングでこのスコアって、単純にすごくないですか?

読後の感想

本書の帯に、川淵メソッドなるものが書いてある。

<川淵メソッド>

  • 2本柱はアプローチとトラブルからの脱出
  • ゴルフは他人に教えるとうまくなる
  • ミスをふせぐ心がまえとは
  • ラウンド中に知っておくといいこと
  • うまくなる人、ならない人
  • 「ナイスショット」は言わない

メソッドと言いながら、含みを持たせる書き方はどうかと思うが、これを見る限り、本書の内容は特別奇をてらったものではないということが類推できるだろう。

であるからして、これを読んだからうまくなれるとは言い切れないが、上手な人の(川淵キャプテンの)思考を覗かせていただくという意味で、一度読んでみる価値はある。

 

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ただ一点、僭越ながら言わせていただきたい。

川淵キャプテンは、「よくボールを見ること」が大切だとおっしゃっておられるが、初心者は「ボールをよく見ようと思っても、よく見れないこと」が悩みなのだ。

レッスン書ではないので、この程度のアドバイスで十分かもしれないが、もう少し、間違っていてもいいから、キャプテンの独自の見解を覗き見することができていれば、より楽しく読める本になっていたと思われる。

最後に

著者・野地氏の軽妙なる文章は、読み手にストレスを与えない。

さらっと読める心地よい本であった。

ゴルフ本ではあるが、ビジネスにつながりそうな思考法も多少は書いてある。

なので、出張中の暇つぶし本としても丁度いいのではないだろうか。