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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】図解 筑波大学博士が考えたゴルフ超理論 コンバインドプレーン理論の神髄:安藤 秀

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

コンバインドプレーン理論のプレーンとは、体の右側と左側にある2枚の縦のプレーンとインパクトエリアのスイングプレーン(シャフトプレーン)の3枚から構成される。

これら3つのプレーンを合成して考えるから、コンバインドプレーン理論だ。

ただ、実際には縦の動きと横の回転にのみ注目すればよいという、いたってシンプルな理論である。

 

なぜ、縦と横で考えるのか。

それは、ゴルフクラブのシャフトがヒッコリーからスチールシャフトに取って代わられたとき、プロゴルファーのスイングも、リストターンを使ったスイングから、フックボールが出ない「アップライトなスイング軌道」に変化したから。

アップライトな軌道、これが縦の動きを考える要因となっている。

 

そして、横の動きの正体は、体の回転運動だ。

下図の通り、縦の運動に横の運動が加わることで、斜めのインパクトプレーンが形成される。

ボールを正しくヒットするためには、体の横回転の動きも必要なのだ。

 

(図解 ゴルフ超理論 P22:バックスイング)

 

(図解 ゴルフ超理論 P23:ダウンスイング)

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読後の感想

もしかすると自分は、コンバインドプレーン理論を間違って理解していたのかもしれない。

単純に、縦と横の合成で、結果的に斜めの軌道が出来上がるのがコンバインドプレーンだと思っていたが、この本をじっくり読んでみると、そういうわけでもなさそうだ。

結論から言うと、バックスイングは出来そうだが、ダウンスイングは出来そうにもない。

 

なぜ、ダウンスイングは出来そうにないのか。

それは、腕でクラブを真下に振ったあとに、体を使って横回転し、そして、フォローは真上に上げるという、ずいぶん複雑な動きが要求されるからである。

 

切り返しからクラブを真下に振ることで、ヘッドには地面方向に力が働くことになる。

ここで何もしなければ、ヘッドは地面に突き刺さることになると誰もが予想できるだろう。

しかし、インパクトに向けてのプレーンは斜めなのだから、どこかで軌道を変えるために、新たな力を加えてあげないといけない。

それを実現するのが、体の横回転と説明されているが、実際にはクラブを真下に振り下ろした時点で、ヘッドに「慣性」が働いてしまっているから、やっかいなのである。

 

慣性とは惰性(だせい)と同じ意味。今の運動状態を維持しようとする性質のことだ。静止している物体は静止し続けるし、動いている物体は動き続けようとする。

 

<ここで緊急アンケート>

  • 物体の動く方向、もしくは動き続けている方向を変えるには、何らか別の力が必要となるわけだけど、単純に考えて、コンバインドプレーン理論のように、軌道を変えるために力を使うなんて、なんだか無駄だと思わないかい?

[はい ・ いいえ]

 

  • どうせなら、最初からインパクトプレーンにできるだけ沿うように振り下ろして、それを加速させるために力を使ったほうが効率的だと思わないかい?

[はい ・ いいえ]

 

2つとも [はい] と答えた人は、やらないほうがいい。

2つとも [いいえ] と答えた人は、やったほうがいい。

[はい] と [いいえ] 半々の人は、やってみてから考えよう。

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尚、バックスイングに関しては、池田勇太プロがコンバインドプレーン理論の動きに近いかもしれない。

しかしこれは、あくまでもバックスイングに限っての話であり、ダウンスイングは全然違うから確認してみて。

【スイング動画】池田勇太 ドライバーショット スロー 後方アングル

最後に

実はこのコンバインドプレーン理論、練習場で試したことがあって、思いのほかうまく当たったことを覚えている。

今思えば、当時の自分のスイングは、肩が水平に近い形で回っていたのではないだろうか。

だから、うまいこと縦と横がミックスされて、丁度いい塩梅で打てたのかもしれない。

最近は試していないけど、今はだいぶ肩の回転が縦に変わってきているから、当たらないんじゃないかと予想はしているけど。

 

上で色々書いてはいるが、結局は自分に合うか合わないかが勝負。

もしかすると昔の自分みたいに、肩の回転が水平に近い人には合うかもしれない。

そういう人はやってみるといいかもよ。

あっ、それと、本書では、腕で下ろして腰を回転という順番だけど、これを逆にするとうまくいくかもしれないね。