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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】誰でも、飛距離50ヤードUP! Sメソッド完全解説:佐久間 馨

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

Sメソッド(Sスイング)のSとは、おそらく考案者佐久間氏のイニシャルSのことだろう。

つまり、佐久間式スイング解説本ってことだ。

クラブや体の動かし方について、写真付きで結構細かく解説がなされている。

半分以上がスイング解説に割かれているが、ボールの曲げ方、状況別ショット、アプローチ、パッティングまで、一通りカバーした内容だ。

読後の感想

佐久間氏のことを知ったのは、「信じればパープレイは必ずできる」を読んでから。

【GiS的多読】信じればパープレイは必ずできる!:佐久間 馨
ネガティブ思考よりポジティブ思考。「パープレイ」は、潜在意識に「自分はできる!できないはずはない!」と言ったポジティブ思考を刷り込ませることができれば、達成されるのである。

ゴルフを「思考は現実化する」的な観点から説明しており、単に著者に興味を持ってしまったわけである。

肝心のスイング理論についてはどうなんだろう。

 

うーん。

確かに、前腕の回転、トップは慣性によって完成するなど、共感できるところはあるが、やっぱり佐久間氏の主観が強く入っており、客観性が足りていないようだ。

特に、テイクバックでは右肘を引いてあげることを推奨されているが、これはむしろ、NG的動作ではないだろうか。

フライングエルボーになってしまうし、一度そうなってしまうと(インパクトまでの限られた時間内で)フェースをスクエアに戻すのが難しくなると思うんだけど。

体幹と手元の一体感もなくなってしまう気がする。

 

また、サブタイトルに「誰でも、飛距離50ヤードUP!」とあるが、これに関しても何らかの科学的根拠が欲しいと感じた。

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発見!役立ちポイント

P71に小さく「両手が右肩の高さまで上がった時、右の肩甲骨が背骨に寄っています」と書いてある。

実はこれって最近自分が気を付けている点で、切り返しでクラブヘッドに発生した力を右肩甲骨で受け止めるようにしているんだけど、おそらく同じことを言っているのかなと。

ただね、右肘を引くようにしてテイクバックすると、フライングエルボーになっちゃうから、肩甲骨で力を受け止めるのは非常に困難。

やっぱり、テイクバックで右肘は引かずに、両肘の前面を正面に向けたまま、脇が締まったテイクバックをとらないと、右肩甲骨で受け止められないと思う。

そうすれば、トップで右手が出前持ちの形になるから、切り返しで特別なことをしなくても、すんなりダウンスイングに入れると考えているんだけどね。

この辺は、マシュー・ウルフの件もあるから、個人の考え・感覚に任せるけど、自分は右肘引かない派であることは間違いない。

最後に

この本に、ひときわ光る何か特徴的なものがあるかと問われても、それがこれだと即答できない、言い換えれば、一般的なゴルフレッスン本だろう。

ただね、2010年ゴルフダイジェストのレッスン・オブ・ザ・イヤー受賞って書いてあるのよ。

どのあたりが、決め手になったのか正直言って謎。