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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】弱小集団東大ゴルフ部が優勝しちゃったゴルフ術:井上 透

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

ツアープロコーチの井上透氏が、東大ゴルフ部を優勝に導いた物語。

東大ゴルフ部員がうまくなっていく過程や、井上氏の指導方針等がわかりやすくまとめられており、本としての完成度は高いと言ってよいだろう。

スイングレッスン本のように「ここでこうして、それからこうなって」という内容ではなく、ゴルフが上手くなるための心構えが詰まった本だと考えて欲しい。

読後の感想

テレビの番組名や本のタイトル、そしてYoutubeの動画タイトルなどに、わざわざ「東大」とつけちゃって、学歴コンプレックスの権威に弱い視聴者・読者層を狙うやり方が嫌いな自分が読んでも面白いと思える本だった。

 

井上氏はさすが、ツアープロコーチですな。

技術的な部分、細かいスイングに関する指導内容などは述べられていないが、弱小集団のためにアレンジされた指導方針など、非常に共感できる部分が多々あった。

 

1万時間の法則(その道で一流となるために必要な練習時間のこと)など、他の本では一切見かけないことまで書いてくれているところが好印象だ。

※ この辺りのお話については「超一流になるのは才能か努力か?」という本がお勧めです。

 

個人的には、スイング論ばかりでなく、このような本が増えてくれることを願っている。

もちろん、頭の固いゴリ押し系指導者が書いた非科学的な根性本なんてのは読みたくないけどね。

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発見!役立ちポイント

講義④「ロフトを立てても大きく振っても飛距離が変わらない番手を知る」

スイングでトップをコンパクトにするのは、実はロフトを立てる手段です。

たとえば、ウェッジを大きく振り上げて打つとボールは高く上がります。これに対しコンパクトなトップで打つと低いボールで前に飛び距離が出ます。

確かに、確かに。

そんな気がする。

 

同時に、ヘッドスピードが速くなるよりも、ロフトが立ったほうが距離に対する影響度が大きいこともわかります。ウェッジの場合、コンパクトに振ったほうがフルスイングするよりも飛ばせるわけです。

ただし、この相関関係はクラブが長くなるに従って逆転していきます。ドライバーではコンパクトに振ってロフトを立てるより、フルスイングしてヘッドスピードを上げるほうが飛びます。

ということは、どこかの段階、たとえば7番アイアンかもしれませんが、双方が同等になるところがある。ロフトを立ててもフルスイングしても、飛距離的に変わらない分岐点があるということです。

これをリサーチできると、番手によってどんなスイングをすれば効率的かがわかります。

なるほどね。

これってつまり、少なくともショートアイアンまでであれば、大多数の人が大きく振っても、コンパクトに振っても飛距離は変わらないから、コンパクトスイングで精度重視を徹底したが得策ってことじゃないか?

こりゃええこと聞いた。

みんなも早速やってみよう!

最後に

10か月の指導で優勝・・・「大学ゴルフ界ってそんなレベル低いのか」と思わなかった?

実は、関東大学ゴルフ連盟の対抗戦はグループ分けされており、優勝と言ってもDグループでの優勝のことね。

日大や東北福祉大といった名門ゴルフ部はAグループだから。

ちなみに、東北福祉大って宮城県が所在地だと思うけど、関東大学ゴルフ連盟に入るんだな。