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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】誰も教えてくれなかったゴルフクラブ最強の使い方:森 守洋

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

森守洋氏の考えは、昔から一貫して、「クラブが主で、自分は従」である。だからこそ、本のタイトルがこれになったのだろう。

今回の本のキーワードは、「第一振り子」、「グリップ支点」、そしてスイング中の手にかかる「圧力変化」であるようにおもえた。

あまり馴染みのない言葉だが、気になる方は読んでみるといいかもしれない。

読後の所感

うーん、なんだろうね。

本の概要で記した、3つがキーワードであることには間違いないと思うけど、どれもがフワフワとした印象。いまいちピンとこない。

 

<第一振り子>

手首からクラブヘッドまでの振り子を第一振り子、体の回転による振り子を第二振り子と定義されている。

ジュニアのころにゴルフを始めたプロ連中は、第一振り子が既に出来上がっているから、指導の際は第二振り子がメインとなる。

しかし、社会人になってゴルフを始めた人たちは、第一振り子の動きが出来上がっていないので、体の動きを覚えるより先に、第一振り子の動きを覚えたほうが良いという趣旨である。

その習得のためには、「グリップ支点」を意識することが肝要である、という流れだ。

 

<グリップ支点>

この支点の位置があいまいなように思えた。グリップエンドを支点とするのか、右手と左手全体を支点とするのか。

写真で見る限り、グリップエンドのことを言っていると思うのだけど、詳細な説明がない。

昔、Youtubeで森プロが、「ゴルフスイングはとにかくテコだ」と言っていたのを覚えているが、巷間あふれているテコの原理は、右手を支点、左手を力点として使うものが大半だと思う。

だから、私は以下の記事で、テコはテコでも第3のテコじゃないと辻褄があわないよ、と言う意味で記事を書いた。

【スイング探究】間違いだらけの「テコの原理」
誰もが小学校時代に習ったテコの原理。ゴルフスイングにおいても「テコの原理を使って飛ばす」などと言われますが、テコには大きく3種類があることをご存じでしょうか。単に、小さな力で大きな力を得るために用いるのがテコであると認識している方は要注意。テコはテコでも、大きな力が必要だが大きな運動を得るために用いられるテコも存在するのです。

グリップ支点とは、グリップエンドを支点にするという意味で捉えていいのだろうか。

となれば、当然ながら、第一のテコは使えなくなる。

 

<圧力変化>

スイング中は、手のひらで圧力変化を感じ取ろう、と再三目にするが、どのように感じ取るのが正解なのか、説明がなかった。

結局のところ、どういう風に感じ取ればいいのだろう。これで納得できる人は天才だと思う。

 

ここまでが、総じてあいまいに感じた理由である。

 

とはいえ、かねてより感じていた疑問がひとつ払拭されたので、その点は満足。アドレス時のフェースのセッティングについてだ。

フェースを目標方向に対してスクエアにセットするとよく言われるが、私はどうしてもこれができなかった。どうやっても、フェースが被ってしまう(左をむいてしまう)のだ。

強引にスクエア状態でセットすると、シャフト軸の延長線からヘッドの重心位置が外れてしまう。だからだろう、テイクバックが異様に気持ち悪い。(不必要な力みもあると思われる)

しかし、フェースを被せてアドレスすると、シャフト軸の延長線上にヘッドの重心がくるので、始動の瞬間から何というかしっくりくる。

この本には、その理由がきちんと書いてありました。スクエアとは、フェースが若干被った状態であると。納得、納得。

とはいえ今は、アドレス時、若干ハンドファースト気味に構えるようにしたので、きちんとターゲット方向にフェースを向けることができている。

イメージ的には、ダスティン・ジョンソンが始動で行うフォワードプレスをアドレス時点で作る感じかなと。

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最後に

もう少し具体的な説明がほしかった。なんだかフワフワした感じだ。

初めて森プロの本を読む人には良いかもしれないが、これまで4、5冊読んできた私にとっては、物足りない。

「プレゼンは一回で決めろ!」と言うが、それと同じ状態だろう。理解を深めようとするほど、どうしても粗みたいなものが見えてきてしまう。

どうせなら、同じレベルの本ばかり出すのではなく、シリーズ化して、もっと深い入りした本を出して欲しい。