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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】ゴルフは名言でうまくなる:岡上 貞夫

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

フリーライター岡上貞夫氏が選定した、ゴルフの名プレーヤーが贈る “37” の名言集。

「プレー前夜に読む過去の名手の福音は、私にとって心のレッスン書、最高の良薬である ーベン・ホーガン」の言葉どおり、この本があなたのゴルフレベルをもう一段引き上げてくれる良薬となるかもしれません。

各名言は、以下のいずれかのカテゴリーに分類されており、どこから読みだしても理解できる構成。付箋を貼るなり、自分用の名言を見つけてみよう。

  • グリップとアドレス
  • スウィングとリズム
  • アプローチとパッティング
  • ゲームマネジメントとメンタル

読後の所感

ゲーテはこう言いました。

しかし、今はもう迷う時代ではないよ、われわれ老人の時代はそれだったんだが、それにしても、君たちのような若い人たちが、またしても同じ道をたどろうということになると、いったいわれわれが求めたり迷ったりしたことのすべては何の役に立ったことになるのだろう。それではぜんぜん進歩がない!われわれ老人の過ちは許してもらえる。われわれの歩んだ道はまだ拓かれてなかったのだから。しかし、後から生まれてくる人は、それだけ要求されるところも多いのだから、またしても迷ったり探したりすべきではない。老人の忠告を役立てて、まっしぐらによい道を進んでいくべきだ。

ー『ゲーテとの対話』より

 

上記の”老人”を”偉大な名プレーヤー”に置き換えて読めば、つまり、あれこれ独創的なゴルフ理論をうち立てるより、偉大な名プレーヤーに学んだほうが早いと言えるわけです。

 

ということで、まっしぐらによい道を進むため、本書より私が選んだ名言がこちら。

 

『非常に速いバックスウィングをする者に、一流のプレーヤーはいない。クラブヘッドのスピードは必要だが、バックスウィングのときには、まだその必要はないのだ』 ーダイ・リース

最近身に染みて実感する言葉。体を使ったテイクバックを表現した言葉であるように思える。

手や腕を使えばテイクバックは速くなる。しかし、体を使えばそれなりのスピードにしかならず、特に腰から上のクラブの挙上を慣性に任せることができれば、ゆっくりに感じるし、切り返しのタイミングも取りやすい。

ダイ・リースさんの名前は聞いたこともなかったが、実にイイことを言う。

 

『パッティングで一番大事にしているのはスピードだ』 ージョーダン・スピース

恥ずかしながら、ジョーダン・スピースがパットの名手だとは知らなかった。

念のため、2019年のSG PUTTINGランキングを調べてみたところ・・・なんと、堂々の2位!

なるほど、これだけの成績を残しているのであれば、この言葉に間違いはないだろう。

以前読んだデイブ・ペルツの「パッティングの科学」に、最適な距離感は43cmオ-バーとあった。スピースもこの距離感でパッティングしていると思われる。

また、タイガー・ウッズや青木プロは、「たとえ少しぐらいオーバーしても、行きに転がりを確認できているから、返しのパットは入る」と言って、強気に打っているらしい。是非とも見習いたいメンタルである。

 

『パットではストレートラインが一番難しく、曲がるラインのほうが入りやすい』 ー杉原 輝雄

ストレートラインは一本の線、曲がるラインはタッチと方向の組み合わせで入るラインが無数に存在する、というのが杉原プロの教えらしい。

なるほど、以下の図を見れば一目瞭然。ライン読みが苦手な私にとって朗報であった。

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まとめ

古典を侮るなかれ・・・というよりも、先人たちの教えに乗っかった上で、自分のスイングをアレンジするのが王道でしょう。

料理をするにせよ、まずは基本のレシピを学び先人の真似から入るべきであって、いきなりアレンジを加えれば、失敗する確率のほうが高くなって当然である。

ゲーテは、「後から生まれてくる人は、それだけ要求されるところも多いのだから、またしても迷ったり探したりすべきではない。老人の忠告を役立てて、まっしぐらによい道を進んでいくべきだ」と説く。

古典を学ぶことが、結局は成功への近道なのだ。