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謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

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【GiS的多読】才能は有限 努力は無限 松山英樹の朴訥力:舩越 園子

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

松山英樹はいかにしてビッグになったのか、その経緯が綴られている。

時代は、東北福祉大学入学から、米ツアーでシード権を獲得するまでであり、ツアー初優勝となった2014年6月のザ・メモリアル・トーナメントにまつわるエピソードは含まれていないが、なかなかの読みごたえ。

著者である舩越園子さんの、近すぎず遠すぎない丁度良い距離感が、松山プロの人物像を浮かび上がらせるのである。

読後の所感

東北福祉大学ゴルフ部監督の阿部氏によれば、松山には入学当初から世界が舞台だと言い聞かせていたらしい。

実際その通りになったのだから、目標設定がいかに大事なのかを改めて認識するに至ったわけだが、それならそれで、アジア・アマがマスターズ出場権をかけた戦いであることを、事前に知っておくべきだったのではないかなと、ツッコミを入れさせていただきたい。

というのも、松山は結果的に2011年のマスターズにおいてローアマを獲得するわけだが、アジア・アマの優勝者にマスターズへの切符が贈られることを直前まで知らなかったとのこと。

直前と言うのがエントリーシートの直前なのか、開催の直前なのかわからないが、もし、松山がマスターズ出場権という特典を知らずに、何らかの理由で出場を断っていたとしたら・・・考えるだけで恐ろしいね。

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最後に

本書は、阿部監督とのやりとりがほとんどを占めており、肝心の松山と著者との絡みはそこまで多くない。

このアプローチ法が、ある意味松山英樹という人物像を客観的に理解するのに役立っているとは思うのだけど、正直言って、期待が裏切られてしまったと感じたのである。

タイトルにある「才能は有限。努力は無限」という言葉、松山が阿部監督から言い渡された言葉であるとのこと。

うーん、「松山英樹を育てた名監督の教え」などというタイトルのほうがしっくりくるね。