新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

【GiS的多読】ローポイント・コントロール:宮崎 太輝

多読!ゴルフ本
世に無数に存在するゴルフ解説本を読み、独自の感想・見解を述べるページ。正直言って、現在出回っているゴルフ本のほとんどが、かねてより言い伝えられてきたことの焼き直しだろう。だが、一行でも、一言でも良いから、役に立つ情報を見つけたい。発見と気付きのための多読である。

本の概要

ローポイントとはクラブ最下点のこと。

この最下点をコントロールしようというのが本書の肝であるが、その他、「Pシステム」や「新飛球法則」など、海外ではメジャーなレッスン手法、科学的根拠も述べられており、これらを総合した形でスイング論が展開されていく。

表紙に、「ニューヨーク発!世界最新スイング理論」と書かれているので、日本式レッスンで上手くなれなかった方は読んでみたい。

本の概要

「人間は機械じゃないからなー」と読みながら思った。

というのも、

  • ダウンブローで打つなら、ローポイントが球の先に来るように!
  • ドローを打つなら、ボールを右足寄りに置く!
  • フェードなら、左足寄り!

と書かれてあったから。

そりゃそうかもしれないけど、ボール位置を変えたら、そういう狙いの球筋が打ちやすくなるというだけであって、この本に書かれているほど事は単純じゃないだろう。

しかも、ボール位置だけで球筋コントロールできるくらい再現性の高いスイングができる人は、いうなればプロの領域。そもそもが、アマチュア向けの指南書ですらなくなってしまう。

さらに言えば、ボール位置によって球筋をコントロールするテクニックは、別にニューヨーク発でもないような気がするね。

 

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ということで、日本の読者がこの本から新しく知り得ることは「Pシステム」くらいだろうか。

研究熱心な方なら知っていると思うが、「Pシステム」とは一連のスイングを10個のポジションに分けたもの。

「この位置では、この形なっ!」というように、スイングを10個の連続写真に分割して教えるやり方だ。

ただこれも、ポジションを体系的に10個に整理しただけのような気がしており、最新と言って良いのかどうか、疑問は残ってしまう。

最後に

ということで、最新とかニューヨーク発などの言葉に惑わされなければ普通のレッスン書だと言える。

そういった意味では安心して読んでくれたらと思うのだが、ここで注意しておきたいのが、前述の通り、ローポイント(最下点)の捉え方が、あまりにも機械的に見えてしまうこと。

人間は、重心位置を変えることができると思うのだけど、それが加味されていないように思えた。