新コーナー「ゴルフメカ談議」オープン!

謎の一般ゴルフ研究家(通称パンゴル)が、ゴルフメカニクス/メカニズムについて会話形式でお送りする、ゴルフエンターテイメントです。

ゴルフメカ談議へGO!

パッティングよりドライビングを磨け!~ デシャンボーに見るパワーゴルフ新時代の幕開け ~

ゴルフなんでも

デシャンボーがやっちゃったよ。

Rocket Mortgage Classic 2020 で優勝しちまいやがった。

2週間前くらいに、デシャンボーがいつの間にか飛ばし屋に変貌していることを伝えたばかりの出来事である。

2020年、デシャンボーがいつの間にか飛ばし屋に変貌していた件
なんと、我らがデシャンボーが飛ばし屋に変貌しているではないですか。2020年のDriving Distance、現時点(Charles Schwab Challenge終了時点)での第1位がデシャンボー、平均飛距離は323.8 yard です。ちなみに、2019年は下の画像を見てもらえばわかりますが、Top 10 にも入っていません。いったい、何があったんでしょうか?

デシャンボーのがむしゃら飛ばしスイング

まずは、Rocket Mortgage Classic 2020 最終日のデシャンボーのハイライトを見て欲しい。

もし、時間がなければ冒頭のティーショットだけで十分だ。

Bryson DeChambeau shoots 7-under 65 | Round 4 | Rocket Mortgage Classic 2020

動画の最初のドライバー、クソおもいっきり振り抜いてるね。

フィニッシュもクソおもいっきり振り切った後になるあれだね。

デシャンボーは、PGA Tour No.1 の飛ばし屋である

ここで、Rocket Mortgage Classic 2020 が終了した時点での、Driving Distanceがどうなってるか見てみよう。

堂々の1位だ。

Cameron Champより上の1位だ。

 

もうわかったでしょ。

ゴルフに必要なのは飛距離だよ。飛・距・離!

デシャンボーのように圧倒的な飛距離を手にすれば、君もPGA Tourで優勝できるかもしれない。

 

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飛距離+ある程度のパッティングスキル これが王道

もちろん、ある程度のパッティングスキルは必要だ。

デシャンボーのパッティングスキルを数値で見るのに適しているのが、SG Puttingという指標。

SGとは、Stroles Gainedの略で、その一打でどれだけの打数を稼ぐことができたのかを表している。

例えば、2mのパットの平均値が1.5打だったとしよう。それを1打で入れたら、0.5打稼いだってことになるわけ。

つまり、数字が大きければ大きいほど、稼いだ打数が多いということになり、上位にランクされることになる。

デシャンボーは12位。(画像の一番下)

悪くはないけど、Driving Distance ほど飛び抜けた成績ではない。

ただ、パッティングスキルが高ければ高いほど、楽に戦えることは皆さんご承知の通り。

つまり、飛距離に、ある程度のパッティングスキルが噛み合えば上位入賞できるってことだ。

 

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尚、SG Puttingの1位の選手はDenny McCarthy。

彼の成績を FEDEXCUP STANDINGS(ポイント制の年間成績)で見てみよう。

パッティング1位でも、ポイントランキングでは64位。ぱっとしないね。

このことからも、ゴルフの成績には、パッティングより飛距離の寄与度のほうが高いことが分かる。

デシャンボーのショットの精度は如何ほどだろうか

さて、最後にデシャンボーのSG Approachも見ておこうか。

ここで言うApproachとは、パーオンを狙う(主に)アイアンショットのことを意味する。

グリーン周りからのこつーんと合わせるアプローチショットのことではないから注意が必要だ。

あれれ、もうちょっと上位かと思ったけど38位らしい。

ということは、デシャンボーは完全にティーショットの飛距離で稼いでいるね。

もう一度言う、デシャンボーは、飛・距・離で稼いでいる。

 

パーオンを狙うショットの精度が高ければ、バーディーパットを短い距離で打てるから有利になる。

予想では、飛距離に加え、このSG Approachもいいとこにランクされていると思っていた。

しかし実際は大したことなかった。

飛距離のアドバンテージとはこれほど大きいものなのか。

何回でも言う、デシャンボーは、飛・距・離で稼いでいる。

 

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パワーゴルフ新時代の幕開け

以前、パットよりショットを磨けという記事を書いたけど、もしかするとこの記事も忘れてもらわないといけないかもしれない。

「ゴルフデータ革命 (SG指標)」スコアアップしたいなら、パットよりショットを磨け!
本書より抜粋。プロの多くはロングゲームが最も重要だと考えている。ロリー・マキロイは「よくショートゲームが得意じゃないと試合に優勝できないと言われるけど、全然違う」とコメントしている。ジャック・ニクラウスもその考えを支持して「わたしもロリーと同じ意見だ。1ラウンドで15回パーオン、ロングホールで2回2オンして、10フィート以内のパットをすべて決めればいいのだから、ショートゲームの練習などわたしはしない。チップショットなどどうでもいい」と話した。

 

デシャンボーのここまでの実績を見る限り、飛距離のアドバンテージとはとんでもなく大きいものであることがわかった。

ということは、

「パッティングよりショットを磨け」

は少し時代遅れ。これからは、

「パッティングよりドライビングを磨け!」

となる可能性が十分にある。

まさに、パワーゴルフ新時代の幕開けだ!

 

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デシャンボーはどうやって飛ばし屋になったのか

飛距離のアドバンテージは、ものすごく大きいものであることが分かったと思う。

ただ気になるのが、“どうやってデシャンボーは飛ばし屋になったのか” ではないだろうか。

 

ネットで調べたところ、以下のような記事が目に付いた。

何でも、クリス・コモというコーチと契約したのが功を奏しているらしい。

タイガーを復活させ、デシャンボーを飛距離1位に導いた。米国でもっともホットな男、クリス・コモとは何者か - みんなのゴルフダイジェスト
昨シーズンのマスターズでタイガー・ウッズが復活優勝を遂げた。そして、それを陰で支えていたのが3年間タイガーのコーチを務めたクリス・コモ。彼はどんな人物なのか、ゴルフスウィングコンサルタント・吉田洋一郎が語る。

 

とはいえ、自分が見る限り、(やったかどうか定かではないが)ウェイトトレーニングの成果が出ているように思える。

PGA Tour再開後のデシャンボーを見て、一番最初に感じた違和感が、体のでかさだ。

運動不足で脂肪がついてでかくなったと言うよりも、下半身から体幹まで、筋肉が一回りでかくなったように感じた。

 

あくまでも予想だが、バイオメカニクス的な体の使い方をクリス・コモから学び、ウェイトトレーニングで体を鍛えることで飛距離を伸ばしたのではないだろうか。

 

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最後に

日本でも、ウェイトトレーニングに励んでいる選手は多いと思う。

日本とアメリカではフェアウェイの幅が違うと思うから、ブンブン丸で通用するかどうかはわからないけど、少なくともアメリカではブンブン丸は通用することをデシャンボーが証明してくれた。

世界を舞台に活躍することを夢見る者に必要なのは、パワーだ、飛距離だ。

 

  • パッティング練習に2時間費やしているのなら、そのうちの1時間を飛距離アップに費やそう
  • ウェイトトレーニングをしていないのであれば、明日からでもすぐに始めよう
  • そして、見過ごされがちだけど、食事内容を見直そう
  • もし栄養に関する知識がなければ、とりあえずプロテインを飲んでおけば当面は大丈夫だ
  • ビタミンやミネラルなど、栄養に関する細かな知識は、時間をかけて習得していけばいい

 

人間は、今この瞬間が最も若いということを忘れてはならない。

言い換えれば、人生の中で最も可能性に満ちているのが、今この瞬間なのである!