ゴルフと筋トレでは最終アウトプットの質が違う
ゴルフは、より少ない打数で上がることを目的としたスポーツ。
筋力トレーニングの目的は、(人それぞれだと思いますが)自分の場合は筋肥大、言い換えればボディーメイクです。
すなわち、私にとっての最終的なアウトプットは、ゴルフはスコア、筋トレは筋肥大(ボディーメイク ⇒ かっこいいからだ)となります。
記事名の「イメトレで、ゴルフのスコアアップはあり得るが、筋肥大はあり得ない」ですが、なんでこんなことを考えているかというと、先日、筋トレ中に右手首を痛めてしまい、筋トレが満足にできなくなってしまったから。
車を運転しながらこう考えたのです。
「ゴルフはイメトレでうまくなりそうだけど、筋トレは無理だな」「そもそも最終のアウトプットの質がちがうもんなー」と。
筋トレの最終アウトプットは筋肥大。イメトレで筋力トレーニングのフォームはうまくなると思いますが、実際にやらないことには絶対に筋肥大しません。
一方、ゴルフの最終アウトプットはスコア。イメトレでスイングフォームやリズム、インパクトのイメージを改善することができれば、スコアアップに結び付く可能性があります。
イメージトレーニングの有効性
ところで、イメージトレーニングは有効だと思いますか?
私は非常に有効だと考えています。
1996年、イタリアの脳科学研究者がサルを用いた実験から「ミラーニューロン」という神経細胞を発見しました。
「ミラーニューロン」のミラーとは鏡のこと。自分が行動するときのみ活動するのではなく、他社の行動を観察しているときにも活動する神経細胞です。
ですから、タイガーウッズのスイングを観察して真似ようと思えば、自分の脳の神経細胞は、タイガーウッズのスイングを真似るよう活動するということ。
ただし、他社の動きを観察する能力には個人差があって、そもそもの運動技術のレベルが高い人は、その観察能力も高いというデータがあります。
これらのことから、私は、そもそもの運動技術のレベルが高い人は、観察能力が高く、ミラーニューロンの活動量も高い(発達している)と推測します。
つまり、「ミラーニューロンが発達している人は、他社の動きを見るだけでどんどんうまくなる可能性を秘めている」と言えるでしょう。
ということは、、、そもそもの運動技術のレベルが高い人はイメトレ有効派のはずで、イメトレが役に立たないと言う人は、そもそもの運動技術レベルが低い人、になってしまいますね。
今後もし、「イメトレなんて役に立たないよ」なんて言う人に出会ったら、、、冷静に大人の対応をしてあげてください。
最後に
イメトレでは、運動の動作を改善することはできそうですが、負荷をかけることはできません。
これは当たり前のこと。
ですから、表題のとおり「イメトレで、ゴルフのスコアアップはあり得るが、筋トレの筋肥大はあり得ない」と言って間違いないでしょう。
筋トレで怪我をしなければ、こんな当たり前のこと考えもしなかったのですが、せっかく筋肉がでかくなってきていることを実感できていたのに筋トレできないことが歯痒くて、、、ついついブログに書いてしまいました。
ちなみに、私の怪我のレベルは大したことはありません。サイドレイズしているとき、右手首がピキッとなったのですが、手首の関節にせん断方向の負荷がかかる種目で、高重量が扱えなくなったというレベルです。
ですから、プレス系の種目は何の不自由もなくできます。プル系はちょっと痛みを感じますが。